皮膚や皮下組織関連疾患の病理組織診断には専門的な知識が必要です。現に、アメリカやオーストラリア、ヨーロッパ諸国では、「皮膚病理専門医」という専門医認定制度がすでに確立されています。

それでは、なぜ日本には皮膚病理の専門医制度が存在しないのでしょうか。

必要ないからでしょうか?
・・・そうではありません。「あるべきものがない」と私たちは考えています。

アメリカの皮膚病理専門医制度について少しお話しましょう。皮膚病理専門医になるためには、皮膚科または病理の専門医になったあと、皮膚病理の専門研修を1年間受けます。1年の研修を終えると皮膚病理専門医試験の受験資格ができ、その試験に合格するとようやく「皮膚病理専門医」となれるのです。日本の皮膚科の専門医、病理の専門医などと同様に、専門的な知識が必要とされるのが皮膚病理の分野です。
それが、どうして日本では専門医制度が確立されていないのか、不思議ではありませんか?

医療に関わる人すべてが皮膚病理の専門性と重要性を認識し、一般の方々へも皮膚病理の認知度を広めることが必要です。

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